兵庫県松下・日立・キヤノン 液晶パネル提携 姫路に工場、最終調整
松下電器産業と日立製作所、キヤノンが、包括提携して計画する液晶テレビ用パネル新工場の建設地を、兵庫県姫路市で最終調整していることが26日、明らかになった。平成21年度中の稼働を目指し、3000億円超を投資する。液晶パネル拠点としてはシャープが今月着工した堺工場(堺市堺区)に次ぐ世界第2位の規模で、松下にとっては薄型パネルPDP(プラズマ・ディスプレー・パネル)を含めても最大規模の工場となる。建設予定地は姫路市の瀬戸内海沿岸部にある出光興産の製油所跡地(約124万平方メートル)。
建設主体は松下が日立などと共同出資している液晶パネル生産会社、IPSアルファテクノロジ(千葉県茂原市)だが、松下はIPS株式の過半数を取得して経営権を握るため、実際の投資は松下主導で調整する。
松下は大阪府門真市の本社、PDPの主力生産拠点である兵庫県尼崎市にとの間で研究開発部門の人材が行き来しやすい場所として、姫路市に白羽の矢を立てた。海外市場の拡大を見据え、船舶を使った輸出に適した沿岸部という立地も評価したという。
ただ、この土地は地価の高さがネックとされる。シャープも堺市とともに新工場の候補地として検討したがまとまらなかった経緯があり、出光との交渉が進まない場合は他の候補地も検討することになる。
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(引用 yahooニュース)
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